【SVシーズン17 最終798位 虹を呼ぶハッピーレイン】

 

【はじめに】

初めての方ははじめまして!

付き合いの長い方はいつもお世話になっております!

レギュレーションF最後のシーズンとなったシーズン17で自身初めての最終3桁を達成しました!

6世代からレート戦を続けてきましたが、ようやく結果と呼べるものを残せた記念にこの構築記事を執筆しました。

すでに伝説ポケモンを採用できるレギュレーションGが始まっており、需要は高くはないかもしれませんが目を通してもらえると嬉しいです。

 



【構築紹介】

 

※天候パの並びは始動要因とエースが横に並んでいる、ステロ要因から順に上から配置されていることが多いが、見せ合い時点で型の誤認や判断を迷わせる効果があればとあえてこんな配置にしている(雨下のエースがブリジュラスに見えないか、電磁波ハバカミからカイリューかイダイトウに繋ぐ並びに見えないかなど。効果のほどは不明)。

本構築記事では雨選出の3体→残りの3体という順番で個体解説を記載しています。

構築完成までの経緯

シーズン16では火力の出せるガチグマやステロを撒けるブリジュラスを初手に置き、電磁波ハバタクカミから剣舞パオジアンや襷イダイトウにつなぐ対面構築を使用して久しぶりにレート1800を達成した。

引き続き同じような構築を地元広島で開催された三矢オフやシーズン17に入ってからも使い続けていたものの、なかなかレートを上げられずにいた。

そんな中、交友のあるめゆさんが配信内でコーラポケさんが構築記事を公開している雨イダイトウ+トリルガチグマの並びを使用しているところを視聴し興味を持った。

自分も同じPTを試してみたところ、ステロを展開→ペリッパーで雨を降らせる→素早さと火力を引き上げたイダイトウで攻め切るという動きはシンプルに強くイージーウィンを量産することに成功。

その一方でトリックルームを展開する動きはなかなかその強みを引き出すことができず、受けループや高耐久のポケモンの入った並びにも苦戦したこともあって自分なりにアレンジを試みることにした。

その結果、前期から使用感を気に入っていたオボン剣舞パオジアン、地元広島ポケ勢のフーさんに勧められた挑発と瞑想を使えるハバタクカミ、単体スペックが高いと感じていた鋼テラス龍舞カイリューを採用し、雨選出ができない相手への裏選出要員とすることにした。

【個体解説】

 

ブリジュラス@イバンのみ

特性:がんじょう

テラス:ゴースト

165-125-151(4)-194(252)-76-137(252)

初手置きオンリーで起用され続けたステロ撒き要因。

こいつのみ雨展開であろうがなかろうが選出されていた。

首尾よく場づくりできるかどうかが勝敗に直結しているためとにかくステロを撒くことを最優先で動かすが、イバン込みでの行動回数が確保できるようなら電磁波を刺すことも狙う。

オオニューラのねこだましインファイトで何もできずに倒される展開を嫌ってテラスはゴーストにしていたが使うことはほぼない(仕方なく切ったときに限ってとんぼ返りで逃げられる)。

 

ペリッパー@しめったいわ

特性:あめふらし

テラス:はがね

135-63-121(4)-161(252)-90-117(252)

雨選出の天候始動要因。

スペックインフレの進む昨今のポケモン対戦環境において明らかに種族値が足りていないが、雨下でのウェザーボールの火力は馬鹿にならず、暴風の追加効果での混乱による上振れも狙えるなど侮れない。

回復技や瞑想を積むことによって雨ターンを稼ぐ動きに対して交換際の被弾をケアしながら後続のイダイトウを場に出せるようにとんぼ返りを入れている。

鋼タイプへのテラスタルはキラフロルのキラースピンによるステロ除去の妨害やテツノツツミ等への行動保証が欲しい場面などで使う機会がそれなりにある。

 

イダイトウ@いのちのたま

特性:すいすい

テラス:ステラ

195-180(252)-86(4)-×-95-130(252)

 

構築のエースにして間違いなくMVPのポケモン

雨下のウェーブタックル、すでに2体倒れた後のおはかまいりの火力は絶大で対面した多くのポケモンをなぎ倒していった。

ステラテラスによってさらにリーチを伸ばすことが可能だが、あくまで一度きりであるためどの相手に使用するのかを考えながら動かすことが重要だった。

悪タイプの不意打ちやタケルライコの迅雷などの先制技を透かすために身代わりを入れている。

とはいえそんなことは相手もわかりきっているため択が頻発するのが厳しかったが、「当たれば倒れるのは向こうも同じこと」と腹をくくって勝負を挑んでいた。

 

パオジアン@オボンのみ

特性:わざわいのつるぎ

テラス:でんき

165(76)-187(236)-101(4)-×-86(4)-179(188)

 

強くてカッコいい、雨選出できないときのエース。

きあいのタスキで運用していた時期もあったが、オボンのみによる回復によって確定数をずらせるメリットを取ってこの調整となった。

一度剣舞を積むことができればそのまま全抜きを狙える火力は病みつきであり、電気テラバーストによる攻撃範囲も優秀。

素早さは最速オーガポン抜きで止めているが、最速トドロクツキ抜きまで上げてもよかったかもしれない。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:こだいかっせい

テラス:フェアリー

157(212)-×-95(156)-169(108)-156(4)-174(28)

 

解禁以降ほぼ毎シーズン起用しているSVでのお気に入りポケモン、可愛い。

前期は電磁波祟り目型で使用していたが、受け崩し性能を重視して瞑想挑発で採用することにした。

相手の補助技を妨害できる挑発が刺さる場面が多く、そのまま自身の積みの起点にしたりパオジアンとカイリューのサポートもこなしていた。

思わぬところからのヘビーボンバー等によって出落ちするのが辛かったため、耐性のある水タイプのテラスタルに変えたいこともあったがその場合はテラス後の火力が物足りなくなるジレンマ。

 

カイリュー@いかさまダイス

特性:マルチスケイル

テラス:はがね

167(4)-204(252)-115-108-120-132(252)

SVの対戦環境を牽引し続けてきたある意味入れ得枠ポケモン

この枠は最終盤まで迷走しており別の型や他のポケモンを試すこともあったが、結局テラスを切らなくてもある程度動けて単体性能の高いこの型に落ち着いた。

「無難に強そう」くらいのふわっとした理由で採用されたということもあり選出機会は少なかったが、選出時はしっかり勝利に繋がる活躍をしていたためもっと信用するべきだったかもしれない。

1900チャレンジでは厳しい盤面でスケショを全弾当てて勝利をたぐり寄せてくれた、本当にありがとう。

 

【選出について】

基本的には初手ブリジュラス→ペリッパー→イダイトウの3体で戦うことを考える。

特にBIG6など対面的な並びにはよほどのことが無ければこちらを出す。

雨選出ができないときはパオジアンとハバタクカミはほぼ確定で、残り一体は相手の並びを見てステロが通りそうならブリジュラス、そうでなければカイリューを選ぶ。

雨選出を控えていた相手は以下の通り。

・受けループ系統

・雨以外の天候パ

・チオンジェン、ドヒドイデ入り

・ママングライ(オーロンゲ)入り

・ゴリランダー入り

・オオニューラ入り

トリックルームやバトンなどのギミックが予想される並び

 

【最後に(自分語りのような)】

自分は対戦歴こそ10年以上と長いものの、ずっとランクマでの結果を残せずにいました。

もちろん自身の取り組み方や姿勢に問題があったことは明らかでしたが、周囲の自分と同程度の力量だと思っていた人や後から始めた人らに次々と先を越されていき、ずっと悔しいと思っていました。

何度か目標だった最終3桁に迫るシーズンはありましたが結局届かないまま「あと一つ勝てていれば、心を折らずに潜り続けられれば、諦めて逃げなければ」という経験を何度も繰り返していました。

勝てないことが嫌になり、対戦から心が離れた時期もありました。

それでも今回目標を達成できたのは周りのポケ勢の存在があってこそでした。

さまざまな形で刺激をもらいながら、教えてもらいながら、応援してもらいながら、ようやくここまでこれました。

いろいろな人にお礼を言いたいです。

本当にありがとうございました!

子どもの頃から好きだったポケモンに大人になった今でも熱くなれている、楽しめているのは本当に素晴らしいことだと思います。

ずっと楽しみながらポケモンを続けていきたい!

今後もよろしくお願いします!